2021/10/19
はじめに

1ヶ月半の準備期間を走り続けた1987年初代もへちゃん組 文化祭への道。
ついに「3日前」を迎えました。
文化祭3日前、あなたが先生だったら、クラスの子たちにどんな言葉をかけますか?
文化祭3日前、あなたが中学生の保護者だったら、子どもにどんな言葉をかけますか?
もへちゃんは、「今迄よくがんばった」…とは言いません。
さらにハッパをかけました。
どんな風にハッパをかけたかというと…
それでは、学級通信「中央フリーウェイ No.54」(1987年10月26日発行)をお読み下さい。
3秒前…になってしまった。みんな落ち着け!

ついに、10月最終週に入った。
木曜にはついに文化祭が始まってしまう。
中学時代の最高の思い出を作ろう!
そのために、10月になってからずーっと「バレンタインデー殺人事件」にとりくんできた。
そのとりくみ(すなわち劇の練習)も、あとは明日と明後日を残すのみ。

明後日は本番前日なのだ。
仕上げの時期にさしかかってきたのだ。
金曜・土曜と練習につけなかったので、どこまで高まったかわからないけど、本番が始まる寸前まで、ギリギリまで良くなるための努力をしていこう。
みんな、素晴らしい劇を創ろう。
必死になれることは素晴らしいことだ。
君の役割を必死に果たしてこそ、はじめて3の5の劇が完成するのだ。
なぜがんばるのか
僕の意見はこうだ。
優勝したいから?
確かに優勝したい。
けれども、僕ががんばるのは(僕が「がんばれ」と言うのは)それっぽっちのことのためではない。

がんばったねー、3年の文化祭の時。
という思い出を作るため。
そして、その『がんばった』という記憶が、君らの生きていく上での自信になるであろうことを知っているからなのだ。
しらけ気分でいろんな行事にとりくんでも、思い出なんて残るわけがない。

そんな薄っぺらな中学時代なんかダメだ!
3の5には『体育祭』というでっかい思い出とがんばった記憶があり、「やる時はやる」という言葉もある。
そんな思い出、記憶、言葉を生きたものにするためにも、文化祭をがんばり抜かな(がんばり抜かないと)。
そしてもう1つ
- 「がんばる」ことの素晴らしさ
- 「しらけ」ムードの惨めさ
を身をもって体験することだ。
そして、口先だけで批判して何もしないしらけムードのまま、大人になってほしくない。

おまえらが、父さん・母さんになった時、我が子にそんなムードを要求するか?
そんなはずはない。
なぜなら、がんばった時の充実感・満足感は、人間として心地よいのを知ってるから!
と、僕は思うから「がんばる」し、君らを「がんばら」せたい。
記録199(班ノートより、10/21の記録)
文化祭まであと少し。
うちのクラスはどこまでできるだろう。
私たちの班は、男子は出演者、女子は裏方と分かれているので、男子はどういう様子か教えて欲しいです。
大道具の方は、ゲタ箱ができました。
裏から見ると不格好ですが、けっこうイイ線いってます。
背景も、半分くらい進んでる。
大道具の男子にも、今日から入ってもらうつもりだから、何とか…。
まっ、ラストスパートですねっ。

記録200
文化祭が近づいてきましたよ。
みんな、身体に気をつけましょう。
当日、欠席しないように。
それでは、さようならっ!
P.S. AMくんは熱があるので、薬草を食べときましょう。

おわりに

さてさて、1987年の初代もへちゃん組の子たちは、今では立派な大人です。

どんな母さん・父さんになったかなぁ?
がんばった時の充実感・満足感が、人間として心地よいことを知っている彼ら彼女らのことですから、きっと素敵な母さん・父さんになっていると信じています(^^)
ブログ版タイムカプセル
このブログを読んで

がんばったねー、3年の文化祭の時。
と思ってくれるといいな~(^^)
タイムカプセルを開けて、中に入ってる作文等を読んで、当時の気持ちに立ち返るみたいに、このブログが役立つとうれしいです(^o^)
コメント