2022/04/18
はじめに

中3の4月、子どもたちの多くはまだ受験生としての意識は低い状態です。
そんな子たちに、副教材として「整理と対策」みたいな中学3年間の総まとめの問題集を購入させることが、もへちゃんの先生時代にはよくありました。
その手の問題集はどれも1000円以上するので、5教科分そろえると5000円以上になります。
渡すだけで、子どもたちが自主的にとりくんでくれるんならありがたいのですが…。
そんな子は少数派です(>_<)
なので、ただ渡すだけでなく何らかの手立てが必要です。
受験用問題集を渡す際の何らかの手立てとは?
- ①1つは、「整理と対策」を使った計画の立て方を詳しく伝えること
- ②もう1つは、子ども自身の意欲をかき立てる
ことです。
②が案外難しいのですが…
例えば、こんな通信「3年7組学級記録 No.17」(2010年4月30日発行)を書きました。
計画
「目標意識」がある人の20年後、ない人の20年後
「目標意識」について、アメリカのイエール大学で行われた調査がある。
1953年の卒業生に次のようなアンケートを行った。
あなたの将来の目標について、次の3つのどれにあてはまるか?
- ①将来の目標がしっかりあり、それを書き留めている
- ②将来の目標は持っているし言葉にもできるが、書き留めてはいない
- ③将来の目標をはっきりと言葉にすることができない(目標を持っていない)
結果は
- ①…3%
- ②…10%
- ③…87%
だったそうだ。
20年後、追跡調査
そして20年後、その卒業生を調査してみると、①を選んだ人は②③を選んだ人に比べて、
- 選んだ仕事で成功し
- 家庭生活にも満足し
- 健康状態も良好
だった。
具体的なことを1つ挙げると

①を選んだ人たちの資産の合計は、②③を選んだ人たちの資産の合計より多かった。
平均すると①の人は、それ以外の人より32倍の資産を持っていたのだそうだ。
※資産…(持っているお金や土地、車…)
なぜ①の人は、「充実した生活を送り、資産も多かった」のか?
それは、将来の目標を「書き留める」ことで
- 常にその目標を意識することができた
- 「目標達成のため、今何をすればいいか」ということを意識できた。
のだ。
記録13(Yさん)

記録13は、みんなにも書いてもらった「受験に向けての学習計画」だ。
しかし

もへちゃんは、提出物の〆切、うるさいもんな~(>_<)
って感じで、とりあえず出したって人も多い。

「整理と対策」を手にした今日、改めて計画を立て直してみないか?
おわりに

受験用問題集を子どもたちに渡す際の手立ての1番目
- ①1つは、「整理と対策」を使った計画の立て方を詳しく伝えること
については、すでに本ブログで紹介済み ↓ です。
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