2020/06/30
はじめに

4月から、手ぬぐいを折るだけの「手ぬぐいマスクMark1」「手ぬぐいマスクMark2」を愛用してきました。
しかし間もなく、人類が初めて体験する「マスク着用の夏」がやってきます。
そこで暑さ対策・熱中症対策として保冷剤を仕込む「手ぬぐいマスクMark3」を考えてきました。
「折るだけ」という条件を捨て、ミシンで一部を縫う「手ぬぐいマスクMark3(仮①)」と「手ぬぐいマスクMark3(仮②)」を作ってみましたが、付け心地や保冷時間が短く没。
「仮③」以降は、原点に戻って、折るだけで作ることができるマスクになりました。
長時間装着すると鼻が痛くなる「仮③」を改良した「仮④」は、
- 付け心地 ◯
- 保冷時間2時間半
となり、今までで一番イメージに近くなりました。
しかし、さらにいいものにしたい(>_<)
さてさて理想の「手ぬぐいマスクMark3」はできるのでしょうか?
ということで、今回も「過去の通信の紹介」ではありません。
決定!「手ぬぐいマスクMark3」
「手ぬぐいマスクMark3(仮④)」の課題は
手ぬぐいマスクMark3(仮④)の問題点は
- 2層式の保冷剤の表側の塩分濃度がまだ高かったため、凍らなかった
- 保冷剤自体が大きくて、顎の左右がはみ出して無駄だし、格好が悪い
の2点です。
そこで「(仮⑤)」では、この2点を改善すべく工夫しました。
手ぬぐいマスクMark3(仮⑤)
改善点1「表側の保冷剤の塩分濃度を低くする」
まず、表側の保冷剤の塩の量をさらに減らしました。
片栗粉30g、塩12g、ぬるま湯75cc
⇩
片栗粉30g、塩8g、ぬるま湯75cc
裏側は、今までどおりの塩分濃度(片栗粉30g、塩22g、ぬるま湯75cc)です。
改善点2「長方形→楕円形」
そして、保冷剤を長方形ではなく、楕円っぽくしてみました。


楕円っぽくしたので、顎の左右の無駄は無くなりました。



手ぬぐいマスクMark3(仮⑤)の評価
保冷剤・表側の塩分濃度を下げたことで、一晩冷凍室に入れると「表はカチカチ、裏はプニョプニョ」になりました。
やっとイメージ通りの保冷剤にたどり着きました(^^)
装着して、保冷時間や装着具合をチェック!!!
装着具合は、バッチリです。
無駄な部分も無く、格好も悪くありません(笑)

あれ?
表側、すぐにプニョプニョになっちゃった。
そのせいか、1時間半くらいで、冷たく無くなったぁぁぁ(T_T)
計ってみると、保冷剤の重量が100g
もしかしたら「融解熱」よりも「保冷剤の重量」の方が、保冷時間には関係あったのかもしれません(T_T)
- 保冷剤の重量 100g
- 付け心地 ◎
- 保冷時間 1時間半
保冷時間が、1時間半では満足できません(>_<)
再々々々々チャレンジです!
手ぬぐいマスクMark3(仮⑥)
改善点「二層式ですが、表側も裏側も『塩分濃度 低』」
固体から液体に変わる際に周りから熱を奪う「融解熱」の考え方はいいと思うんだけどなぁ。
そこで「仮⑥」では、表側も裏側も
片栗粉30g、塩8g、ぬるま湯75cc
としました。
カチカチに凍っても、途中で折れ曲がるように、「節」を作って顔の局面にフィットさせます。
ただ、鼻に当たる部分のみ、仮⑤を作った際の余りの塩分濃度が高い保冷剤(片栗粉30g、塩22g、ぬるま湯75cc)を入れました。




改善点2「保冷剤の量」
「仮①」~「仮⑤」まで、5回、保冷剤を作ったことで、慣れすぎたのか「仮⑤」の保冷剤は、コンパクトになりすぎました。
そこで「仮⑥」では、気持ち多めの保冷剤づくりを意識しました。
手ぬぐいマスクMark3(仮⑥)の評価
- 保冷剤の重量 140g
- 付け心地 ◎
- 保冷時間 2時間
カチカチに凍っていたので、今までで一番冷た~いマスクでした。
でも接触面は5分もすると、プニョプニョになり、装着感はグッドです。
鼻のみソフトってのもいい感じです。
決定!「手ぬぐいマスクMark3」
「仮⑥」の保冷時間は2時間。
正直2時間では短いのですが…
もへちゃんの技術力ではこれ以上伸びそうもありません。
そこで「手ぬぐいマスクMark3(仮⑥)」を、正式に「手ぬぐいマスクMark3」と名付けることにします。
やっとできたぁぁぁ
この夏は、この「手ぬぐいマスクMark3」で乗り切ることにします(^o^)
おわりに

前回のブログを読んだもへちゃん組の卒業生の1人から「拡散」や「浸透圧」というキーワードをもらったのですが…。
技術面については中学レベルのもへちゃんなので、せいぜい使えるのが「融解熱」なのです(笑)
どなたか、簡単に作れて、保冷時間の長い保冷剤の作り方、教えて~
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