2021/10/08
はじめに
「1987初代もへちゃん組の文化祭への道」シリーズは、12回目です。
10月29・30日の文化祭に向けて、1ヶ月半前からとりくんできた初代もへちゃん組。
ついに10日前になりました。
実力テストや中間テストを終え、文化祭の準備に集中して大忙しの日々を写し取った学級通信「中央フリーウェイ No.47」(1987年10月19日発行)を紹介します。
10秒前
時間は限られている
記録161
文化祭の準備が始まった。
大道具も「背景」を描き始めた。
記録162
まったく、世にも忙しい時期だ。
文化祭の準備が「やっと本格的にスタートしたなぁ」と思ってたら、なんと10日前なのだ。
あと10日で本番!
しかも、練習時間は限られている…。
記録163
4組とか文化祭の練習、気合い入ってるみたい。
5組は大丈夫かな?
「最後」ということで、3年生はやはり、がんばっているようだ。
1人ひとりがすすんで
がんばって◯◯せな(しなきゃ)
と周りを引っ張られたら『殻』は破れる。
フリーウェイの左上の卵の絵のように、自然と割れるのではない。
3の5全員の意識(『殻』を破ろう)が高まってこそ、努力してこそ、『殻』を破ることが出来る。
1組、6組は台詞を覚えてしまってるらしい。
(ボソッ)
記録164(班ノートより)
昨日で、やっと中間が終わった。
そして、文化祭の準備が始まった。
もう、私たちは中学最後の文化祭なので、一生懸命がんばろうと思う。
1人ひとりが心からこう感じたなら、素晴らしいものになっていくもの。
自分の仕事を精一杯やる。
仕事をやり遂げて、もう本番が来ても大丈夫なら、他の仕事やキャストの演技を見に行け。
そして、もっとよくなる方法とかあれば、どんどん出せ。
『殻』を破れず、ただ黙って見てたって劇は前進しない。
記録165
劇の練習したけど、まだまだだなと思った。
キャストの方で、先日事件が起こったのだ。
台本変更で「京本」役が新たに増えたのだが、誰もなりたがらない。
あっ、やっぱり『殻』がある…
と感じたのは僕だけだろうか?
記録166
今日、みんなの劇の練習を見ていると、新たに京本の役を決める時、みんな勇気を持ってなかったのが残念です。
僕が感じたのは「◯◯(クラスの子の名前)やれ」と言った言葉ばかりってこと。
すなわち
- 自分はしたくない
- 自信がないから
と考えてるやつばかりだったのが、残念だった。
「◯◯やれ」って言う言葉も、半分は真面目に、半分はおもしろいから…といったムードを感じたから、嫌だった。
推薦するなら、もっともっと真剣なムードでやれ!
真剣にやっても、ちゃらんぽらんにやっても
真剣にやっても、ちゃらんぽらんにやっても
- 本番まで10日
- 第2回リハーサルまで7日
- 第1回リハーサルまで3日
という時間に変わりはない。
どうせやるなら真剣にやろう。
それでこそ「やる時はやる」だ。
速報
ステージ練習が、第1回リハーサル前に1度だけできる!
金工室(練習場所として割り当てられていた)ではわからなかった欠点などがあるかもしれない。
特にキャスト、がんばれよ。
チャンスが少ない分、ステージ練習の時間を有効に使おう。
同じことが、合唱コンクールでも言える。
音楽の時間がなかなか来ないので、おまえらの実力が引き出せてない。
音楽の時間のアドバイスをすべて吸収して、今よりよい合唱にしよう。
これも限られた時間(授業時間は50分だから、合唱練習は40分くらいか?)を、どれだけ有効に使えるか…ということだ。
ステージ練習は、10月20日 15:20~16:00 、第1回リハーサルの足がかりにするかどうかは、1人ひとりの心がけしだい。
まずは台詞を覚えてしまわんと(覚えてしまわなければ)、どうしようもない!
おわりに
文化祭のとりくみって問題が起きやすいんです
さすがに10日前ともなると、慌ただしさが伝わってきます。
こんな時って、問題が起こりがちです。
初代もへちゃん組も例に漏れずピンチでした。
今のもへちゃんだったら
問題は必ず起こる。
問題が起きないクラスが「いいクラス」になんじゃない。
問題をどう乗り越えたかで「いいクラス」になり得るんだ。
と言って、その日のうちに班長会を開き、次の日からのとりくみを考えさせるのですが…。
1987年のもへちゃんは、学級通信で問題提起するのが精一杯でした(>_<)
『学び合い』の考え方を用いた演劇指導・合唱指導
1987初代もへちゃん組の演劇について、もへちゃんは指導らしいことをやれてませんでした。
通信の「速報」部分を入力しながら、
あ~、ここでも精神論だぁ…(>_<)
と自分自身、がっかりしました。
今なら、演劇指導も合唱指導も『学び合い』の考え方を用いて指導できるのですが…
ごめんよ~。
初代もへちゃん組のみんな。
そこで罪滅ぼしに、もへちゃんが編み出した、『学び合い』の考え方を用いた演劇にも合唱にも通じる指導法を、現在の中学生たちを担任している先生たちに…
しかし、さらに指導法を書くとなると、文字数が多くて読みにくいブログになっちゃうなぁ…
ってことで、次回(2021/10/11)は、過去の通信の紹介ではなく、もへちゃん流の演劇指導・合唱指導を必ず書きます(^^)/
今度こそ、乞うご期待m(_ _)m
コメント