掲示物の人物写真の目に画鋲が!あなたならどう話す?

2021/02/19

はじめに

もへちゃん
もへちゃん

 中3生の公立入試ネタが続いたので、中1生や中2生を担任した時の通信から、よさそうなネタを探していたら…

 ありました!

 「廊下の掲示物の人物イラストの目にイタズラされてた」ことについて書いた通信!! 

人物写真の目に画鋲

 「人物写真の目に画鋲」って、よくありがちなイタズラ…ですか?

 小中学校の子どもたちというのは、まだ未熟なので、こんなイタズラをする子、確かにいます。

 けれど、間髪を入れず指導すべき内容だと思います。

 だから、もへちゃんは日頃から

もへちゃん
もへちゃん

 人物写真やイラストの目に画鋲を刺すようなことがあれば、こんな指導をしよう!

と、手ぐすね引いて待ち構えているのです。

 待ち構えているもへちゃんが、書いた学級通信「道のべ No.83」(1990年1月30日発行)を紹介します。

悪魔へのステップ

 毎日通る西側の階段にあるポスターを知っていますか?

 「人権」についてのポスターで、親子らしい女の人と子どものイラストでした。

 最初、気がついた時、目をくり抜かれてました。

 そして、次に見た時は、下の部分が大きく破られていました。

「イラストの目をくり抜く」という行為

 「目をくり抜く」という行為…

 例え、それがポスターだとしても、とても嫌な行為です。

 切り取られた後の、うつろな目が僕に訴えてくるのです。

ムンクの叫び Wikipediaより引用

 「同じようにされたら、あなたはどうする?」

と。

 『配役いれかえビデオ』を心の中にいつも持ち続けることが、「人権」を大切にすることになるのです。

掲示物の人物写真の目に、画鋲を刺す行為

 学級に写真を貼っておくと時々、人間の目のところに画鋲が刺される「事件」があります。

 わざわざ目に刺しているのです。

 やる人は、軽い気持ちの人が多いようです。

 「軽い気持ちだから許される」…なんてことありません。

 いや、軽い気持ちでやるようになってしまった…ということは、とても大変なことなのです。

 初めてやろうとする時、心の片隅にある良心がブレーキをかけたはず。

 ほんのちょっとでも「ためらい」があったはずなのです。

 そして、何度も繰り返すうちに、平気になるのです。

 そうして人間は「悪魔」に育っていくのです。

人が「悪魔」に

 戦争中、中国で日本軍がやったことも、同じ道筋をたどったのです。

 そして300万人の人を虐殺したのです。

 

 「良心」というブレーキを大切にしなさい。

 初めての時、ためらうようなことは、きっと「してはいけないこと」なのです。

 あなたが「悪魔」にならないために…。

 

 戦争、差別、いじめ、昨日のこと(ポスターへのイタズラ)…集団のブレーキを働かさなければならないのです。

 ねぇ、これって、俺、したくない。

 間違ってると思う。

 ねぇ、これって、私、したくない。

 間違ってると思う。

 そんな言葉を言える人間に育って欲しい。

 

 その昔、この言葉が言えず、日本は戦争へ突入していったのだ。

 そして今、たくさんの人が苦しんでいるのだ!

終わりに

もへちゃん
もへちゃん

「手ぐすね引く」?

 もへちゃんは、「人物写真、人物イラストの目に画鋲を刺す」…そんな事件が起こったら、

  • 初めてやった時、感じた良心のブレーキ
  • 過去の戦争、差別、いじめ事件等につながる第1歩

を話そうと決めています。

 その際話すのは、画鋲を刺した子だけではありません。

 やった子がわかった場合も、わからなかった場合も、クラスの子全員に話す大・大・大チャンスだと思っています。

 だから

もへちゃん
もへちゃん

 「手ぐすね引いて」待ってるわけです(^^)

配役いれかえビデオ

 文中に「配役いれかえビデオ」という言葉が出てきます。

 1989年の秋、このクラスの道徳の時間に、ドラえもんの「ぼくよりダメなやつがきた」(ドラえもん23巻 藤子・F・不二雄著、小学館刊)を使って授業をしました。

 この話の中に出てきたドラえもんの道具が「配役いれかえビデオ」です。

ぼくよりダメなやつがきた(ドラえもん23巻、藤子・F・不二雄著、小学館刊)より引用

「ぼくよりダメなやつがきた」あらすじ

 のび太くんのクラスに、多目くんという子が転校してきました。

 この多目くん、のび太くんよりテストの点数が低い、かけっこも遅い、逆上がりもできない、懸垂もできない…

ぼくよりダメなやつがきた(ドラえもん23巻、藤子・F・不二雄著、小学館刊)より引用

 のび太は

「あぁなんてすばらしいことだろう。この世にぼくよりダメな子がいたなんて!!」

と発言。

 ドラえもんは、複雑な表情です。

 この後、のび太は多目くんと一緒に勉強したり、かけっこしたり、ゲームしたり…

 多目くんがのび太自身よりできないことを喜んだり、違う意見を言うと「生意気だ」と腹をたてたり…。

 ある日の帰り道、ジャイアンが「野球するから来い。へまをしたらゲンコツ30発だ」

とのび太に声をかけると、のび太は「多目くんを誘ったら」とその場から逃げます。

「どんなゲームになるやら。想像するだけで笑っちゃうよ。 アハハハ」

と話すのび太君に、ドラえもんが出した道具が「配役いれかえビデオ」

ぼくよりダメなやつがきた(ドラえもん23巻、藤子・F・不二雄著、小学館刊)より引用

勉強で、のび太が多目くんを笑う

勉強で、スネ夫がのび太を笑う

かけっこで、のび太が多目くんより速くて「勝った勝った」とあざ笑う

かけっこで、スネ夫がのび太より速くて「勝った勝った」とあざ笑う

のび太が「かわりに多目くんをさそったら」とジャイアンに言う

スネ夫が「かわりにのび太をさそったら」とジャイアンに言う

 見る見る顔が青ざめるのび太。

 そして、のび太は「もういい、見たくない。やめてくれ」と家を飛び出しました。

 のび太が空き地に行くと、多目くんがジャイアンに殴られる寸前!

 のび太は「多目くんをすいせんしたぼくの責任だ」と殴られました。

 帰宅するとドラえもんはのび太に「よくなぐられた」と声をかけました。

 数日後、多目くんがまた転校することになりました。

 多目くんは

「いままで、きみほど仲よくしてくれた友だちはいなかった。

 勉強やスポーツをいっしょにやってくれたり、

 ときにはいじめっ子からかばってくれたり…。

 きみのこと忘れない」

と言って去って行きました。

道徳の授業での問い

  1. あなたの心に、一番ひっかかった会話はどれですか?
  2. それはなぜですか? 教えてください

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