春のマンガまつり②「鋼の錬金術師と体育会（運動会）」後編

2021/03/25

はじめに

初リターン

◯◯◯中学校３学年だよりミニ Ｎｏ．９に書いた「問題」に対する「リターン」

　昨日（4／23）、廊下を歩いていると「もへちゃん先生」と声をかけられました。

　なんだろうと思って振り返ると、Ｙ樹さんが、手に学年だよりミニＮｏ．９の端っこを持っていました！

　学年だよりミニＮｏ．9「ヒントは鋼の錬金術師」では、問題を出しました。

　さらに

　と挑発していました。

　Ｙ樹さんからの（テニスや卓球、バドミントンで言うところの）リターンです！！

　野球やソフトボールで言うなら、私が投げた球を、Ｙ樹さんが見事に打ち返してきたわけです。

問題

「長距離走の選手決めを一番最初にする」ことが、なぜ勝つためにも大事なのか？

◯◯◯中学校３学年だよりミニ Ｎｏ．９ 「ヒントは鋼の錬金術師」より引用

　彼の答えは

でした。

解説

　ヒントの「鋼の錬金術師」１６巻には、作者が伝えたかった強い思いがあると、私は感じています。

　アームストロング少将は

と述べます。

　Ｙ樹さんが答えたように、長距離走は配点が高い種目でした。

　「荒れ」た時代、長距離走を弱い立場の人に押しつけて、それをニヤニヤしながらあざけり笑っていたクラス。

• 長距離が得意な人は、長距離走で１位をとり、高得点を稼ぐ
• 短距離走が得意な人は、そこそこ得点が高いリレー系で１位をねらって、得点を稼ぐ
• 走競技が苦手な人は、借り人競争や３人４脚を力一杯練習して、まるで１人で走っているかと思えるくらいのスピードで１位をねらう
• そして、超高得点の学年競技のオールスターリレーでは、バトンパスの練習をとことんやって、１人１秒ずつタイムを削って１位をねらう

と、みんなが、目標のために、自分のできる事を精一杯する。

　そんなクラスが、勝てるのです。

「集団」と「群れ」

　人々が集まり、共通の目標を持ったとき、それを「集団」と言います。

　ちなみに、目標がない人の集まりのことは「群れ」と言います。

　体育会のブロックには「勝利」という目標があります。

　さらに、Ｙ先生は、勝ち負けを超えた「全員での感動」をも求められています。

　クラスやブロックは、当然「集団」を目指すべきです。

　差別や仲間割れ、いざこざを見て見ぬふりをしているクラスは、勝つ確率、みんなで感動する確率がぐ～んと下がるわけです。

　そして、それはあなたたちのクラスだけでなく、下級生のクラスをも気にしなければなりません。

　ブロック全体を、

というムードにしなければならないのです。

　だからこそ、中３は大変なのです！

　でも、頑張ろう。

　みんなの力を合わせて、困難を乗り越えよう！！

学年通信を使って、クイズ回答に対するお礼

おわりに