反戦平和の学習としての朗読劇「1945」、その感想

2020/07/29

はじめに

もへちゃん
もへちゃん

 戦前・戦時中の先生は、教え子に「お国のために命を捨てるのは立派なことだ」と教えました。

 素直な子であればあるほど、その教えを信じ、若者がたくさん犠牲になりました。

 2012年4月にあったドラマ「ブラックボード 時代と戦った教師たち」で櫻井翔さんが、そんな軍国教師「白濱正平」を演じました。

現在はもしや「戦前」?

 さて、2020年7月にイージス・アショア配備を断念した代わりに、敵基地攻撃能力を持つべきと自民党の政治家が発言しています。

 なんだか「戦前」みたいで不安です。

 前の戦争では、教育が戦意高揚のための大きな役割を果たしました。

 私はそんなのごめんです!

 教え子を戦場に送って、後から後悔した櫻井翔さんが演じた軍国教師「白濱正平」みたいになるよりも、その前の段階で、戦争に反対したいと思います。

 だから、反戦平和の学習は大事だと思っています。

ピンチはチャンスに!

 今年(2020年)は、新型コロナウイルス感染症の影響で、8月8日から夏休みって学校が多いと聞きます。

 ということは…

 8.6平和学習復活のチャンス到来ではないですか!

 そこで、前回のブログに引き続き、反戦平和朗読劇「1945」を見た子どもたちの感想を書いた「◯◯◯中学校1学年だよりミニ No.42」(2019年7月18日発行)を紹介します。

◯中 平和集会②

 7月11日の◯中 平和集会で、あなたたちの仲間はどんなことを感じたのでしょう?

 朗読劇後の感想を紹介します。

 (1の3 Iさん)

 私は今日、少しだけ泣きました。

 泣いたところは、特攻隊の方が手紙を書いたものを読んでもらったところと、軍服に顔を埋めて泣いたところ、「わたしがきれいだったとき」の写真と、台所近くの黒いかたまりのところです。

 全部、自分の身近な人に置きかえてみました。

 そして、小学校6年生で長崎の小学校に行き、千羽鶴を見たことを思い出しました。

 その小学校の運動場で、たくさんの人が焼け死んだことは知りませんでした。

 もし私が1940年代に生きていたなら、逃げたくてしょうがなかったのではないかと思います。

 なぜなら、写真だけで悲しくなったり、怖くなったりしたから、本物を目の前で、見るなんて無理です。

 私は特攻隊の人のことがすっと頭に残っています。

 なぜなら、自分が飛行機に乗ってしまえば大切な人と会うことはほぼできないのに、手紙を受け取った人が悲しくならないように「笑顔で征(い)ってきます」と書いてあって、自分でもよくわからない気持ちになりました。 

(1の6 Yさん)

 今日の平和集会では、放送部による朗読劇で平和の尊さを確認することができました。

 九州だけでも1945年にたくさんの被害があることをはじめて知りました。

 8月6日の広島への原子爆弾投下や東京大空襲などの全国の被害を含めるとものすごい数になるだろうなと思いました。

 6年生の時に行った長崎への修学旅行。

 フィールドワークでは劇に出た「山里小学校」に行きました。

 今思うと「あの地も残酷な被害にあっていたんだ…」と感じました。

 また長崎の平和公園の千羽鶴も思い出しました。

「今、平和に生きているのは当たり前じゃない」

 この言葉を忘れず生活していきたいです。

 そして2度と戦争のようなことが起きないように、身近では「いじめ」や「差別」を無くしていきたいです。        

 劇中で紹介した長崎の小学校とは、Yさんが書いているとおり山里小学校(山里国民学校)のことです。

 山里小学校では毎年8月9日に平和集会を行っていて、「あの子」という歌を大切に歌い継いでいます。

 作詞は永井隆さん。劇で紹介した方です。

  (1の7 Yさん)

 僕は今日の平和集会を通して、戦争などの国と国の戦いは無くした方がいいと思いました。

 戦争で命を亡くした人や、その命を亡くした人の友人、兄弟、妻、夫、母、父などの人もかわいそうだから。

 そして、僕は平和の大切さ、戦争のつらさを感じました。

 また、戦争やけんかをしても何もいいことはなく、逆に悲しいことしかないんだと感じました。

 これからは少し嫌なことがあっても、けんかや暴力で解決しようとせず、言葉をかけて仲直りをしていきたいです。

 そして誰かがけんかをしていたら、自分で積極的に止めにいきたいです。

(1の5 Rさん)

 今日の平和集会で、戦争中のこと、人々の思い、そして平和の大切さを改めて感じました。

「戦争中は、戦争に行っている人だけでなく民間人も亡くなっていて、310万人もの人たちが亡くなっている。そして亡くなった方の両親、子ども、おじいちゃん、おばあちゃん、友人、クラスメイトなど、当時の日本の人口7000万人中1000万人以上の人々が悲しんだ」

と聞いて、私も悲しくなりました。

 74年前に、この九州だけで10回以上の空襲などがあって驚きました。

 始めに校長先生が言われた「今、平和であることは当たり前ではない」という言葉を聞いて、本当にそうだと思いました。

 朗読の最後の方に、終戦後の人々の思いで「もうこんな悲劇はくり返さない」というようなことを言っていたと思います。

 私もそう思うし、これから私たちがこの日本を戦争のない国にしたいし、けんかなど小さなことでも無くそうと思いました。             

(1の2 Sさん)

 今日の平和集会では、1945年に九州だけでもたくさんのところで被害にあっていることを知りました。

 特攻隊は、日本のためと自分の命を差し出していて、たくさんの人が亡くなったそうです。

 この話を聞いて、命を亡くす戦争をこれから絶対にしてはならないと思いました。

 他にも、お兄ちゃんが自分の手の届くところで亡くなっていたり、夫婦で男の人が戦争に行ったきり帰って来なかったりしていたそうです。

 私がもし、兄弟や親が目の前で死んでしまうところを見たら、もう立ち直れないと思います。

 でも戦争ではたくさんの人が亡くなるので、絶対に戦争をしない世の中や、核兵器を作らない世の中を作りたいです。

 これからは戦争のことをよく知って、それをみんなに拡げて、平和な世界をつくりたいです。

 この平和集会で、戦争のことを知ることができたので、帰ったら家族などに話して、平和で安全な世界にしたいです。

 私は7/30に平和行進に参加します。

 また、今年も8/9の長崎原爆犠牲者慰霊記念式典に行ってきます。

 あなたはこの夏、反戦平和のために何をしますか?

おわりに

もへちゃん
もへちゃん

 朗読劇「1945」シナリオのKindle本は、「シナリオ形式版(固定レイアウト型)」と「リフロー形式版」を販売しています。

 シナリオ形式版(固定レイアウト型)は、その名の通り、シナリオそのものです。

 リフロー形式版は、文字の大きさや行数が自動的に変更してくれるので、スマホ等向きです。

 さらにリフロー形式版だと、

朗読劇「1945」の画像例

みたいに青太字をクリックすると、参考になるページを開くことができます。

子どもたちに反戦平和をどう伝える?①朗読劇「1945」シナリオ(リフロー形式版)

 

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