2020/07/20
はじめに
例年ならそろそろ夏休みですが、今年は新型コロナウイルス感染症の影響で、もへちゃんが済んでいる地域の学校では、まだ学校が続きます。
文部科学省の調査によると、2019年9月1日時点で公立学校普通教室のエアコン(冷房)設置率は78.4%だそうです。
ラッキーなことに、もへちゃんが住んでいる地域の学校のほとんどは、教室にエアコンがあります。
エアコンがない学校は、勉強どころじゃないと思います。
俺が子どもの頃は、教室にエアコンなんかなかったぞ!
と言われる方もいらっしゃるでしょうが、昔より暑くなっていると気象庁も示しています。
これは、気象庁のホームページにあった猛暑日(35℃以上)の年間日数の経年変化のグラフです。
文化祭も中止?!
新型コロナウイルス感染症の影響で、秋の文化祭も中止って学校も多いと思います。
もへちゃんが勤務する地域の学校だと、文化祭ってクラス対抗の合唱がメインだからしかたないんですけどねぇ…
学校が週6日制だったころの文化祭は、合唱だけでなく、クラス演劇や教室展示をしていました。
「故(ふる)きを温(たず)ねて、新しきを知る」という四字熟語もあります。
そこで、教室展示にとりくんだクラスの学級通信「スバル No.72」(1988年10月11日発行)を紹介します。
できあがった時の喜びを大きくしたい!
今、「迷路作り」という迷路の中で君らは迷っている。
正しい道を探し出せず、スバル65号(1988年9月26日発行「あと11日あと、32日」)以来、無駄な日を15日過ごしてきた。
あれから何が進んだろうか?
「壁作り」という壁にぶつかったまんま、日数だけが過ぎていく。
けれどこのピンチは、1人ひとりが主人公になるチャンスなんだ。
「君がいるから迷路ができる」と言われるくらい、やってみらんか。
「成功した」って気持ちというのは、めちゃくちゃいいものぞ。
そのためには、次の記録210にあるように、苦労してでもいいものを作らんと、いかん。
スバル71号(1988年10月6日発行「そうじ成功~喜びの声~」)にあるように、成功するための2つの条件
- 十分な計画
- やる気
を育てよう。
1の3全員の力で成功させるぞ!
さて、明日は班長会
- 「授業を大切にする」という基本的にことを守るためにどうするか
で、話し合います。
乞うご期待!
記録210
きのう、私たちは良いことをしました。
今週の月曜日に「文化祭でつかうダンボールを、今週中に文化班まで持って来て下さい」と呼びかけたのに、教室には、たったの2こ!
これじゃあ “ 巨大迷路 ” はとても無理!
そう思ったので、私はお店のおばあちゃんと仲のいい◯◯さんにたのんでもらったら
「いいよ」
と言われたので、この前の雨でぬれてないやつをいっぱいもらいました。
学校まで行くのに恥ずかしかったです。
私はドジなので、2,3回落として◯◯さんに迷惑をかけました。
もちろんみんなには、こんな気持ち、わかるわけないけど…
みんなでやる文化祭なんだから、みんなで作り上げる!
苦労すれば、その時は苦しいかもしれないけど、その分、出来上がった時の喜びも大きいと思います。
だから、「誰かが持ってくるよ」なんてことを思わず、
「誰も持ってこないなら、自分が持ってこよう」と思って、どんどん持ってきてほしかったです。
もしかしたら、まだたりないかもしれない。
そしたら、まだまだいる。
そのときは、ちゃんと協力して持って来て下さい。
おわりに
文中に出てくる「スバル65号(1988年9月26日発行)」には、
- 中間テストまであと11日
- 文化祭まであと32日
ってことを書きました。
「あと32日」と言ってたのに、それから15日間無駄な日を過ごしたわけです。
なぜかというと、「子どもだましじゃなく本格的な迷路を作る気なら、壁は身長より高くすべきだ」と、もへちゃんが強く求めたからです。
どうやって身長より高い壁を作ればいいかなぁ…
なかなかいいアイデアが出せないまま、15日過ぎてしまったわけです。
さて、1の3の巨大迷路はできあがるのでしょうか?
できあがったとしたなら、身長を超える壁を立てるため、どんな工夫をしたのでしょうか?
乞うご期待!
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