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今年は文化祭(合唱)も中止…クラス展示(巨大迷路作り)したことを思い出しました

2020/07/17

はじめに

もへちゃん
もへちゃん

コロナ禍での学校行事

 新型コロナウイルス感染症の影響で、もへちゃんの住む地域の学校の体育会(運動会のこと)は中止になりました。

 このへんの中学校の体育会は、例年だと6月中旬。

 通常登校が再開したのは6月1日。

 学年始めの諸行事も6月1日から始まったわけですから、体育会を中止するのはやむを得ませんでした。

 さて、年間行事では、秋は文化祭があります。

 しかし今年は、文化祭も中止の学校が多いようです。

今時の文化祭

 このへんの中学校の文化祭は、文化部によるステージ発表や作品展示、クラス対抗の合唱が主流です。

 確かに体育館に全校生徒が集まると「密」だもんなぁ(T_T)

 合唱だと飛沫が飛びまくるだろうなぁ(T_T)

 3年生が下級生に残す「凄い合唱」、もへちゃんは好きだったのですが…

 そこで今回は、文化祭は合唱ばかりではない例として、教室展示(巨大迷路作り)をした年の学級通信「スバル No.70」(1988年10月4日発行)を紹介します。

迷路づくりの意気込み

 秋は穀物が実り、夏の厳しい暑さも和らぎ、動物たちは冬眠に向けて食べまくる季節。

 夏とはひと味違った活動の季節でもある。

 実りを期待できる季節なんだ。

 だからこそ、文化祭・合唱祭などの、協力すれば実りを期待できる行事があるわけだ。

記録202

 文化祭のことだけど、真剣に取り組んでいかないと、巨大迷路はできないんじゃないかと思う。

 みんな、がんばろう!

生活ノートの4行日記より

 45人の頭脳を使ってこそ難問が解決できる。

 どうやって壁を作る?

記録203

 今日は文化祭のことを、帰りのHR(ホームルーム)で連絡しました。

 来週からは忙しくなりそうです。

 班のみんなや、クラスのみんなと力を合わせてがんばりたいです。

生活ノートの4行日記より

 テストと平行してとりくんでいかなくっちゃならん。

 やればできる!!

 まさしくその通りなのだから。

記録204

 巨大迷路はもっと広い方がいいと思うんだけどな…。

 んで、教室で作るなら、設計図書いて、作った後、空き教室に置いとけばどーでしょーか

生活ノートの4行日記より

 アイデアは45人が出してこそ、いいものができあがる。

 君のアイデアが必要なんだ。

記録205

 ほかのクラスの友だちに聞くと、あまり大きい物を作らないみたい。

 ほかのクラスの人たちも、私たちの迷路を楽しみにしてるみたいだから、もっとおもしろい迷路を作りたい。

生活ノートの4行日記より

 ほらっ、やりがいのある記録やろ。

 みんなが1の3を注目してるんだ!

おわりに

もへちゃん
もへちゃん

週6日制vs週5日制(ゆとり教育)

週6日制

 1988年当時、文化祭は2日間開催されてました。

 いつの頃からか1日に短縮されました。

 1988年当時は、土曜の午前中も授業でした。

 週6日制でした。

週5日制・ゆとり教育

 この後、ゆとり教育が導入され、週5日制となりました。

 しかし、勉強内容の量はほとんど変わらりませんでした。

 教科の授業時間が減ったにも関わらず、授業内容時間が減らなかったらどうなると思いますか?

 そうです。

 日本中の学校で、「ゆとり」どころか「キッツキツ」になっていきました(>_<)

 行事精選もその流れの中で起こったのでしょう。

週6日制時代…文化祭2日間 開催

 この当時は、文化祭は2日間開催してたので、クラスのとりくみは

  • 合唱2曲(課題曲、自由曲)+クラス展示
  • 合唱2曲(課題曲、自由曲)+クラス演劇

のどちらかを選ぶ形式でした。

 それだけ、準備のための時間もしっかり確保できていました。

 ただしクラス演劇は、ステージのやりくりのため上限数が決まっており、3年生が優先でした。

 この年のクラスは1年生…なのでクラス展示なわけです。

週5日制時代…文化祭1日開催

 現在、もへちゃんが住む地域の中学生の文化祭のクラスのとりくみは1日だけで、クラスみんなでとりくむのは合唱のみです。

 数年前までは「課題曲+自由曲」でしたが、もう「自由曲のみ」がほとんどです。

 こんなふうに振り返ってみると、ゆとりがどんどんなくなってきたことがよくわかります。

巨大迷路作りの指導に『学び合い』の考え方を知らず知らずに応用してました

 あっ、ちなみに「巨大迷路づくり」ですが、本文中のイラストよりもすごいものを子どもたちは作り上げました。

 「子どもだまし」な迷路の案は、もへちゃんがとことんダメ出ししたからです。

 1人の子どもに高い目標を求めれば、うまくいくこともありますが、その子をつぶすこともあり得ます。

 けれど

文化祭のめあて

みんなで、大人がびっくりするほどの本格的な巨大迷路を作ろう

という目標を掲げ、教師が「これじゃダメ~」とか「これはいい」と評価することで、すばらしいクラス展示を作り上げるのです。

 この頃は、この『学び合い』の考え方による行事づくりなんて学んでませんでしたが、知らず知らずのうちにやってたんだなぁって思います。

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