誕生日と花束

2021/12/01

はじめに

もへちゃん
もへちゃん

 今日12月1日は、4年前に亡くなった娘の誕生日でした。

もへちゃん
もへちゃん

 娘が生まれた日に詩を手帳に書いていて、それを学級通信に書いたことがあったよなぁ。

 そう思い、通信の束のファイルをペラペラめくって探したのですが…

 その「詩」を書いた通信は、見つけられませんでした(>_<)

 かわりに、娘が生まれた次の日に発行した通信を見つけました。

 当時のもへちゃん組の子たちから、祝ってもらったことが書かれた学級通信「スバル No.92」(1988年12月2日発行)を紹介します。

ありがとう-朝のHR-

君らがこんなに団結できるなんてびっくり!

 今日は、僕にとって忘れられない日になりました。

 僕は、今日のことを一生忘れないでしょう。

もへちゃん
もへちゃん

 ありがとう、みんな!

 みんなからもらった『おえかき帳とクレヨン』は、子どもが使えるようになるまで大切に持っておきます。

 そして花束!

 この花束を見て思い出したことを、今日はスバルに載せましょう。

花束の思い出

 あれは1988年3月16日。

 そう、今日と同じくらいドラマチックな日。

 3年生の卒業式の日のことです。

 その時、生徒たち(僕は3の5の担任だったのです)が花をくれました。

 38本の花を。

 その時、嬉しくて嬉しくてしょうがなかったのです。

 職員室に戻ると、他の学年の先生の机に花がいけてありました。

もへちゃん
もへちゃん

 どうしてだろう?

と思ってたら、3の1の担任の先生が、生徒からもらった花を分けて花瓶に入れてるんです。

 そして

 もへちゃんも分けてやりぃよ(分けてあげなよ)

と言われたんですが…

もへちゃん
もへちゃん

 せっかく生徒にもらった大事な大事な花だから、嫌です。

と反論したのです。

 大事な大事な花だからこそ、分けてもらった人も嬉しいんじゃないの?

 そりゃあ、持って帰って花瓶にいけるのもいい。

 それも1つの喜び方だ。

 しかし、喜びをたくさんの人に分けて、みんなで喜んでもらう…僕はこの方がいいと思う。

 僕はその時、目からうろこが落ちる思いでした。

 確かに担任は僕だったけど、多くの先生のおかげで無事卒業させることができたのです。

もへちゃん
もへちゃん

 喜びを独占する俺は、何て心の狭い人間なんだ(>_<)

と思い始めたのです。

今日もらった花束は

 今日、みんなからもらった花束は、バラ・コスモス・カーネーション・かすみ草・あともう1つ(名前がわからない)を1本ずつ病院に持って行きます。

 残りは、職員室と教室に飾ろうと思います。

 うちの奥さんは、僕がそうしてきたことわかってくれるし、そうしたことで1の3のみんなの祝福の気持ちが僕の心で減るものではありません。

 子どもが君たちと同じ年齢になった頃、今日のことを話してやろうと思います、みんなが祝福してくれたことを。

 その時、君らは24~25才。

 僕と同じ年齢になるんだね!

おわりに

もへちゃん
もへちゃん

花束

 以前は、結婚記念日にはカミさんに花束を渡してきました。

 娘を亡くしてから、「花束はいらない」と言われたので、昨年(2020年)の結婚記念日から水栽培セット(水耕ポットと球根)をプレゼントするようにしました。

冷蔵処理

 それまで知らなかったのですが、水栽培用に購入した球根(昨年はヒヤシンス、今年はチューリップ)は購入して、そのまま栽培するより、冷蔵庫で1~2ヶ月「冷蔵処理」をしてやった方がいいのだそうです。

 「冷蔵処理」は「春化処理」とも言います。

 春咲きの球根は冬の低い温度を体験しないと、花芽をつけない性質があるので、球根を冷蔵庫に入れるわけです。

昨年は1つ、今年は2つ、来年は3つ…

 昨年は、1セットの水栽培セットをプレゼントしました。

 今年は、水耕ポットを1つ、そして球根を2つプレゼントしました。

 昨年買った水耕ポットが空いているからです。

 結婚記念日に買った球根をその日のうちに冷蔵庫に入れ、1ヶ月後の娘の誕生日に水栽培をスタートする…これからはずっとこのパターンを繰り返していこうと思います。

もへちゃんの工作の時間「大人のできるかな?」

 今日は朝起きて、まず娘の遺影パネルのLED照明をつけました。

 これは、葬儀の際飾っていた遺影で、葬儀中はバックライトで明るくなるシート状のものです。

 病休中に620✕460のポスター額縁を購入し、額縁の縁の内部にLEDテープライトを仕込み、バックライトのように光る額縁を作りました。

 年に2回、命日と誕生日にLEDをつけるようにしています。

 イメージとしては、漫画「BLEACH」の1巻に出てくる黒崎真咲(主人公の母親)の遺影です。

BLEACH 1巻 久保帯人著 集英社刊より引用
もへちゃん
もへちゃん

 残念ながらBLEACHほどのサイズにはなりませんでした…

 ちなみに、日曜・祝日には工作ブログ「もへちゃんの工作の時間」を更新していますが、この遺影パネルに関しては、記事にしてません。

 また、娘がファンだったゴールデンボンバー仕様の木魚も作りました。

 これは工作ブログのトップ画像にしましたが、やはりまだ記事にはしてません。

 これらの工作について記事にできるのは、まだ先のようです(>_<)

 

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