2021/10/12
はじめに

今回、紹介しようと思った通信は、またもや「根性論」の演劇指導です。

恥ずかしいから紹介せず、次の通信にしようかな(^^;)
とも思ったのですが…
入力前に通信を読んでて、

「根性論」だけで恥ずかしいけど…。
この経験が、もへちゃんの先生時代の「反戦平和のとりくみ」の原点だったんだ。
と感じました。
どう言うことかというと…
どうぞ、学級通信「中央フリーウェイ No.49」(1987年10月20日発行)と「おわりに」をお読み下さいm(_ _)m
9秒前

記録167
大道具の人は、いろいろ工夫して道具を作っていた。
みんな、必死でしていた。
役の方も大道具に負けないようにがんばろう。
各係でそれぞれ「バレンタインデー殺人事件」を成功させるために頑張ってくれてるはず。
どの係でも手を抜けないのだ。

私くらい

僕くらい
と思った時に、その役割のところから劇が崩れていく。
3の5の全員、これが最後の劇のはず。

今、やらねばならぬことは何だ?
それを考えろ。
- 照明係の3人は、金工室の練習風景を見ながら、ライティングを決めんでも(決めなくても)いいのか?
- 衣装係、できれば衣装を着て練習するとムードも変わるかも。何とかならんだろうか?
- 大道具係も、だいたいの配置を監督に教えて欲しい。
- 音響も、ラストだけでなく場面場面で音を入れていってほしいのだ!
- そして役者は、大きくゆっくりセリフを言うこと。少しおおげさな演技の方が見る側にはいいから、恥ずかしがらずに。
当日は役者で決まる。
イヤ、照明。
イヤ、音響。
3部門の人たちは、当日出来るよう、今から本番と同じことを何度も何度も繰り返せ!
大道具、衣装は、本番までに十分な準備をしてほしい。
最低限の準備ではないのだ!
十分な準備を!

2度とこのメンバーで、この劇をやることはできないのだ!
たった1回しかchanceはないのだ。
今のままで満足か?
きっと、もっともっと素晴らしくなる劇だ。
今の段階で止まるのはもったいない。

前進したけりゃ、考えろ。
今以上よくするには、どうすればいいか?
もうあまり時間が無い。
第1回リハーサルは明後日だ。
どれくらい時間がかかるかもわかってないし…。
Turning point ~新たなる時代の波を~
今年の文化祭のテーマは「Turning point ~新たなる時代の波を~」である。
今の時代、すなわち中学時代は、それぞれたった1回しか経験できない。

どんなに偉くたって、
どんなに金持ちだって得られないもの、
それが時間、若さ、青春!
記録168
最近、日が経つのが早い気がする。
来年の4月は、どこかの高校の制服を着ているのだろうなぁ…
人生の一時期である中学自体の3年間。
しかし、けっしてたった3年間ではない。
君の人生の中で、大きな大きな意味を持つ時代。
そして「3年生」は、その中でもいろんな面で充実してくる時代のはず。

文化祭まであと9日!
おわりに

青春貴族
通信内の
どんなに偉くたって、
どんなに金持ちだって得られないもの、
それが時間、若さ、青春!
もう34年前に書いた文なので覚えてないのですが、たぶん元ネタは中村雅俊さんの「青春貴族」だと思います。
どんな歌か興味のある方は、こちら ↓ に歌詞やYouTube動画を置いてますのでどうぞ。
1987の経験があったから、1995に、2008に、そして今も
今回の通信を入力前に読みながら

とことん根性論やなぁ(^^;)
と恥ずかしくなりました。
この当時、もへちゃん自身が演劇初心者だから、仕方ないんですが…
そのもへちゃんは、1987年「バレンタインデー殺人事件」から8年後の1995年、C中学校で平和劇を立ち上げました。
それまでC中学校では、演劇なんて一切とりくんでませんでした。
1995年、生徒会執行部の子たちに

平和劇にとりくまん?(とりくまないか?)
と声をかけることができたのは、1987年に学級演劇にとりくんだ経験があったからだと、今回紹介した通信を入力しながら感じました。
「バレンタインデー殺人事件」は、初代もへちゃん組の子だけでなく、担任だったもへちゃん自身の人生に大きく影響を与えたわけです(^^)
もへちゃんは、2008年に赴任したF中学校でも、平和劇を復活させました。
1987年のもへちゃん組の子どもたちの演劇のとりくみが、C中学校、F中学校の平和集会に繋がってたわけです。
そして、今でもC中学校とF中学校では、毎年8月6日に平和集会を開き、子どもたちによる平和劇を上演しています。
今回紹介した通信内の言葉に
君の人生の中で、大きな大きな意味を持つ時代。
とありました。
初代もへちゃん組と過ごした3年間は、もへちゃん自身の人生にも、そして平和劇にかかわってくれた子たちすべてに大きな影響を与えた時代と言えます。


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