2021/08/03
はじめに

ローマ教皇 フランシスコさんは、2019年11月24日、長崎市の爆心地公園で核兵器廃絶のスピーチをされました。

もへちゃんも何度も訪れたことがある爆心地公園。

行って、その場でフランシスコさんのスピーチを聞きたかったなぁ(T_T)
スピーチの最後に、現教皇 フランシスコさんの名前の由来となったアッシジの聖フランシスコの「平和の祈り」を引用しました。

現教皇 フランシスコさんのスピーチはとても素敵なのですが、他のページを検索すれば全文を見つけられると思います。
そこで、「平和の祈り」を引用した部分を紹介します。
ここにおられる皆さんの中には、カトリック信者でないかたもおられることでしょう。
でも、アッシジの聖フランシスコに由来する平和を求める祈りは、私たち全員の祈りとなると確信しています。
主よ、わたしをあなたの平和の道具としてください。
憎しみがあるところに愛を、
いさかいがあるところにゆるしを、
疑いのあるところに信仰を、
絶望があるところに希望を、
闇に光を、
悲しみあるところに喜びをもたらすものとしてください。
記憶にとどめるこの場所、
それはわたしたちをハッとさせ、無関心でいることを許さないだけでなく、神にもっと信頼を寄せるよう促してくれます。
また、わたしたちが真の平和の道具となって働くよう勧めてくれています。
過去と同じ過ちを犯さないためにも勧めているのです。
皆さんとご家族、そして、全国民が、繁栄と社会の和の恵みを享受できますようお祈りいたします。
もへちゃんが、子どもたちと長年とりくんできた核兵器廃絶署名も、アッシジの聖フランシスコに由来する「平和を求める祈り」そのものであるように思います。
そこで今回は、初めて校外で核兵器廃絶署名にとりくんだ日のことを書いた通信「1年1組学級記録 No.16」(2008年9月30日発行)を紹介します。
1千人署名 第1弾「◯◯子どもまつり」
記録25
今日、1千人署名に行きました。
ステージで呼びかけなどをしたおかげで、けっこう集まりました。
TCさんの生活ノート(連絡帳みたいなノート)より引用

記録26
今日、1千人署名がありました。
なんと1日で200人を超してしまいました。
すごかったです。
MIさんの生活ノート(連絡帳みたいなノート)より引用
記録27
今日、◯◯で1千人署名をした。
約260人も書いてくれた。
ありがとうございました。
TKさんの生活ノート(連絡帳みたいなノート)より引用

バンドや吹奏楽でがんばった人もいる。
記録28
本番のバンドは、まちがえませんでした。
大成功しました。
また来年もがんばります。
ASさんの生活ノート(連絡帳みたいなノート)より引用

記録29
今日、◯◯子どもまつりがありました。
署名はなんと260ぐらい集まりました。
私はブラスで忙しく、7人ぐらいしか集められなかったけどうれしいです。

記録30
今日は、1千人署名の第1歩を踏み出しました。
今日だけで260人の署名が集まりました。
これからもこの調子でがんばっていきます。
SIさんの生活ノート(連絡帳みたいなノート)より引用
記録31
今日は初の署名活動をしました!
すすんで書いてくれる人もいたのでうれしかったです。
「何のための署名?」とか「長崎までみんなで行ったの?」と興味深く聞いてくれました。
250人以上も集められてよかったです。
KNさんの生活ノート(連絡帳みたいなノート)より引用

記録32
◯◯子どもまつりで署名活動をしました。
今日は200人以上集まったので、これからもがんばって1000人以上集めたいです。
YNさんの生活ノート(連絡帳みたいなノート)より引用
記録33
260人くらい署名が…(^^;)
すごい!!
「1の1 1500人署名」にしましょうよ☆
1人で家族全員の名前を書いてくれた人もいて、うれしかったです。
これからもがんばろう。
SOさんの生活ノート(連絡帳みたいなノート)より引用

記録34
初めての署名活動で、僕は思いっきり声を出して、結果が250人以上集まってよかったです。
KUさんの生活ノート(連絡帳みたいなノート)より引用
行動が結果を生み出した!
大声で叫んだ人もいた。
◯◯市長から署名をもらった人もいた。
行動するって気持ちいいやろ!
おわりに

この日の通信のほとんどは、子どもが書いてきた4行日記で占められています。
もへちゃんからのコメントはごくわずかです。
それほど署名活動にとりくんだ子どもたちの心が動いたということです。
聖フランシスコの「平和の祈り」
当時のもへちゃんも子どもたちも、当然、2019年に第266代ローマ教皇 フランシスコさんのスピーチも、フランシスコさんがが引用した「聖フランシスコの平和の祈り(13世紀)」も知りませんでした。
| フランシスコの平和の祈り 主よ、わたしを平和の器とならせてください。 憎しみがあるところに愛を、 争いがあるところに赦しを、 分裂があるところに一致を、 疑いのあるところに信仰を、 誤りがあるところに真理を、 絶望があるところに希望を、 闇あるところに光を、 悲しみあるところに喜びを。 ああ、主よ、慰められるよりも慰める者としてください。 理解されるよりも理解する者に、 愛されるよりも愛する者に。 それは、わたしたちが、自ら与えることによって受け、 許すことによって赦され、 自分のからだをささげて死ぬことによって とこしえの命を得ることができるからです。 |
|---|
今、ふり返ると

「核兵器廃絶署名」というとりくみは、ローマ教皇フランシスコさんが言った「平和の道具」だった!?
って思います。
さらに、子どもたちが原爆の悲惨さを学び、それを憎しみ・恨みとするのではなく、核兵器廃絶に向けて行動したことは、
憎しみがあるところに愛を、
いさかいがあるところにゆるしを、
疑いのあるところに信仰を、
絶望があるところに希望を、
闇に光を、
悲しみあるところに喜びをもたらすもの
であったと思います。

褒めすぎかなぁ(^^;)
でも、それほど、もへちゃんは「行動した」子どもたちが誇らしかったのです(^^)


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