2020/10/13
はじめに

もへちゃん流性教育「思春期へのメッセージ」第3弾は、いよいよ1時間目の授業について報告したいと思います。
1時間目の最初の5分から10分で、宿題として出した「自分史」を発表しあってもらいました。
授業では、先に進むためサラッと流したのですが、自分や友だちの自分史を聞いて、どんなことに気づいて欲しかったかについて書いた「学級記録 No.41」(1996年9月25日)を紹介します。
思春期へのメッセージ②
自分史を書いてもらった。
気がついたこと、それは…
- 「入院した」
- 「頭から地面に落ちた」
- 「椅子から落ちて骨を折ったらしい」
- 「出産のとき、時間がかかったらしい」
- 「おぼれた」
- 「肺炎にかかって入院した」
- 「髄膜炎で入院した」
- 「雪でカマクラを作ってくれたから入ったら、兄貴が上に乗ってつぶれた」
- 「釣りの途中、船が沈んだ」
- 「自転車の後ろに乗って頭から落ちた」
- 「目を怪我して入院」
- 「トラックにひかれそうになった」
- 「ベランダに転げ落ちて鎖骨を折ってしまった」
- 「あごを怪我して、あごの骨に触れた」
- 「迷子で帰られなくなって、親が騒いだ」
- 「こけて、歯が欠けた」

ほとんどの人の歴史の中に、いのちに関係した出来事があった。
まかりまちがっていたら、死んでいた生命。
それを見守ってくれた親の姿が、自分史の向こう側に透けて見えた。
記録49
私は安産だったらしいから、お母さんがそんなに大変じゃなくてよかったと思った。
私は小さい頃からよく病気とかしてて、お母さんに苦労かけたけど、あの人(山本かよさん)もそんなふうに心配したりするんだろうなと思うと、頑張ってほしいと思う。
問題
君がこの世界に登場した時のことを考えてみよう。
君の「いのち」を考えよう。
問3
赤ちゃんはどこから生まれるのだろうか。
問4
「産みの苦しみ」という言葉があるが、どれくらい苦しいのだろうか。
また、誰が苦しむのだろうか。
問5
赤ちゃんの一番初めの息は「吸う」息か、「はく」息か。
おわりに

1時間目の授業では
- 自分史発表(5分~10分)
- お腹の中でも生きている(3分)
- どこから生まれるのか(5分)
- お腹の中の赤ちゃん(15分)
- 出産(17分)
の流れですすめる予定でした。
4番の「お腹の中の赤ちゃん」では、写真を見せながら説明しました。
こんなのです ↓


2枚目の写真は「受精後8週。頂尾長約23mm、頭は大きく、手の指ははっきり分かれている」と説明されていたのをそのまま子どもたちに伝えました。
記録49(子どもの生活ノートの日記)に書いてある「山本かよさん」とは、5番目の「出産」でビデオ視聴した「ドォーモ 山本かよの妊娠・出産日記」に出てきた方です。
文字だけの道徳は✕
感性を揺さぶる道徳のためには
- 実物
- 模型、イミテーション
- 画像、図
が重要だと、もへちゃんは思っています。
文字を読むだけで感性を揺さぶるのは、至難の業です。
問5 赤ちゃんの最初の息は「吸う」か「はく」か
みなさんはこの問の答え、わかりますか?
赤ちゃんを出産した経験がある方はわかるかもしれませんが…
コメント