2020.03.11
はじめに

3月2日から臨時休校になった子は、今日で10日目です。
この間、子どもたちが休校になっただけでなく、
- 小さい子どものために仕事をお休みしなくちゃならない保護者の収入の問題だとか、
- 給食に関する産業が突然の給食停止のため、在庫をもてあましている問題だとか、
- 卒業式、離任式等々の行事での花束の注文がなくなり困っている花屋さんの問題だとか、
- 選抜甲子園大会をはじめ、数々の大会が中止になったりだとか…
たくさんの問題が生じています。
まさに想定外だらけです。
さて「想定外」とは「思いもしなかった」という意味です。
9年前の今日(2011年3月11日)は、思いもしない1日でした。
忘れてはならない日です。
こんな日のことを私は「節目の日」と呼んでいます。
臨時休校の長い休みを「精神と時の部屋」みたいにしちゃおう 第8弾は、節目の日である「3月11日」について書きます。
プチ・精神と時の部屋 No.8「もう『想定外』にしちゃいけない…大震災・大津波・原子力発電所事故」
新型コロナウイルスとの闘いは未だ見通しがつきません。
甲子園の選抜大会をはじめ、高体連の全てのスポーツ大会が中止になりました。
イタリアでは、一部の地域ではなく国中で移動制限令が出されました。
どうなっていくのでしょうか。
誰も経験がないのです。
よく似ているのが100年ほど前に流行ったスペイン風邪(インフルエンザ)らしいのですが、そのころの記憶なんて誰も持ってません(T_T)
だから、想定外のできごとがこれからもどんどん増えていくのかもしれません。
さて、私が不安に感じていることの1つに、

新型コロナウイルスは、暖かくなっても収束しないんじゃないか
ってことがあります。
なぜかというと、今は夏のオーストラリアやブラジルでも感染者が出始めたからです。
それにWHO(世界保健機関 World Health Organization)は

夏になって流行が終わる根拠はない
という声明を出したからです。
そうなると、2つめの不安が浮かび上がってきます。
近年の地球温暖化の影響で、「50年に1度」とか「100年に1度」レベルの大雨や台風が日本を襲っています。

大雨や台風で被災した人たちが集まる避難所で新型肺炎が流行ったら…
今でも政府の対応は後追いなのに、こんなふうになったらマジヤバいです(T_T)
大雨や台風だけではありません。
約88年周期で大地震が起こると推定されている南海トラフでは、この73年間大地震が発生していないそうです。
だから学者は

M8~9の地震が70~80%の高確率で発生する
と予測しています。
地震での被災者の数は膨大です。
そんな人々が避難している体育館なんかでは、フロア中に人が横たわっていたりします。
何日も何日もそこで過ごさねばなりません。

そんなところで新型コロナウイルスが流行ったら…
大雨や台風は6月以降かもしれませんが、大震災は明日かもしれません。
いや数時間後かも…
そんなことあってほしくはないのですが…(T_T)


もへちゃん先生は考えすぎだよ~
と言われるかもしれませんが、私はそうは思いません。
なぜなら9年前の今日…
2011年3月11日
あの日は、担任をしてた中3生たちを送り出す卒業式でした。
「最後の学活」で、金八先生をも超えるようなドラマティックな時間を過ごし、生徒昇降口から出たものの、名残惜しくてなかなか帰ろうとしない子たちと写真を撮ったり、握手したり…
やっと子どもたちが帰って、幸せいっぱいの気分で職員室の自分の席に座って

あ~終わっちゃったなぁ。
幸せな3年間やったなぁ。
でもお腹もすいたなぁ。
うわぁ、もうこんな時間や
なんて思っていました。
すると

東北が大変なことになっとる
という声とともに、テレビがつけられました。
テレビの画面には、津波によって押し寄せた黒い水が、たくさんの車を押し流しているシーンが映りました。

あの1台1台に人が乗ってるのかもしれない
と思いました。
- 2011年3月11日14時6分
- マグニチュード9
- 日本周辺における観測史上最大の地震
- 死者1万5899人(2019年12月10日現在)
- 行方不明者2529人(同上)
後に「東日本大震災」と名付けられた地震でした。
死者が1万5899人ですよ。

ありえません…
私は3年前に娘を亡くしましたが、その1人の死さえまだ受け止められていないのに…。
大地震、その後の大津波…
信じられない光景でした。
さらに追い打ちをかけたのが、東京電力福島第1原子力発電所の事故でした。
- 3月12日に原発1号機が、
- 14日に第3号機が、
- 15日に第4号機が爆発し、建物の上部が吹き飛びました。
原子力の知識に乏しい私にでも「これはとんでもないことが起きたぞ」と感じざるをえませんでした。
東北各地の放射線の線量は跳ね上がり、10万人以上の人が避難することになりました。
9年前の今日(3月11日)、本当に本当に思いもよらないことが起こったのです。
被災された方、家族を亡くした方の思いはなおさらです。
だから私は「思いもよらない」地震が、津波が、原子力発電所の事故が、新型コロナウイルスで疲弊している日本で、明日にでも起こるのではないかと不安に思うのです。
あなたが

当時はまだ小さくて、東日本大震災のことは記憶にない
って人ならば、被災した方々の思いや、家族を亡くした方々の思いをぜひ知ってほしいです。
今日は、そのことを言うのに1番ふさわしい日です。
おわりに

文面に書きましたが、あの日、私は卒業式でした。
私は「卒業式の日の最後の学活」をとても大切にしています。
いずれ紹介できればと思います。
あの日、子どもたちを送り出し、とても満足感に浸っていたところで、震災の報道を見ました。
思いもしない出来事でした。
だから、毎年3月11日には、東日本大震災のことを通信に書いてきました。
今年はブログを通して、臨時休校中の子どもたちに伝わったらいいなぁ。


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