2021/02/25
はじめに
体育館の卒業式の後の、教室での最後の学活で、
- ギターを弾いて歌のプレゼントもできないし、
- 行事ごとのが画像でプレゼン作るには、撮りためた画像が少ない…
もへちゃんは、そんな担任でした。
それでも、金八先生をはじめとする数々の学園もののドラマの最終回よりもドラマティックな「最後の学活」を編み出しました(^^)/
そんな「もへちゃん式 卒業式の学活」を紹介する…第2弾です。
前回は、保護者から「卒業する子どもへのメッセージを書いてもらう」ってとりくみを紹介しました。
え~、それって、けっこうありがちなとりくみじゃん(>_<)
とがっかりされた方もいたかもしれませんが、もうちょっと辛抱しておつきあいください<(_ _)>
過去の学級通信を紹介するのは、今回もお休みです。
もへちゃん式 卒業式の学活②
作戦①「わが子へのメッセージ」
実は、前回紹介した「保護者へのお手紙」はプリントをそのまま配ったのではなく、封に入れて、のり付けして渡しました。
さらに中には
「(提出の際)できれば封筒か何かに入れていただけると、子どもたちには秘密にできるのでありがたいです」
という一文も書きました。
「秘密」というのがポイントなんです(^^)
保護者からいただいたメッセージをいくつか紹介します。
小さい頃から優しいあなたは、買い物から帰ってくると車まで荷物を取りに来てくれたり、私の誕生日や母の日には「これいいね」と言っていた物を覚えていてプレゼントしてくれたり、いつも驚かされました。
これからもその優しさを忘れてほしくないけど、私以外の女性にもそんなに優しく接するのかと思うと、母としては複雑です。
母はあなたが大好きです。
これからもよろしくね。
卒業おめでとう。
もう卒業なんだね。早いものねぇ・・・
お母さんがお腹が痛いって寝てたら、三歳の貴女は黙っておつかいに行き、うどんを買って来てくれたよね。目が覚めた時は本当にビックリしたよ。
でもね、初めてのおつかいに自立した貴女を見た気がしたよ。
優しい気遣いが出来る貴女。新しい家族にめぐり逢い成長する事が出来たね。
大きくなっていく貴女に嬉しいやら、ちょっぴり淋しいやら…。
卒業おめでとう。
またカラオケに行こうね。
卒業おめでとう。
小学校の登校初日、学童に行かず家へ帰って先生方に心配かけた日から九年。
小学校最後のサッカーの試合に負けて大泣きしたり、昨年は歯の手術で顔が倍に腫れたり、いろんな事がありました。
いい友達に恵まれ、楽しい中学生活を送ってましたね。
春から高校。
これからも友達を大事に、また新しい友達をつくって、いい高校生活を送って下さい。
卒業おめでとう。
生まれてすぐ、それから小学校の時の手術、二度も入院しましたね。
そんなあなたがもうすぐ高校生になるんですね。
たくさんの友達に囲まれ、スポーツが大好きで、本当にたくましく成長しましたね。
遠くへ進学するお兄ちゃん、心配だらけの弟だからこそ、お母さんはあなたをとても頼りにしています。
ケンカもするけど、お母さんの心の支えになってね。
どれも素敵ですよね~(^^)
作戦②「子から、親に対する感謝状」
さて、秘密裏に、保護者から
- わが子へのメッセージ
- 小さい頃の画像
を集めながら、自習の時間や学活の時間を利用して、もう一つの作業をスタートさせます。
それは、
子から親に対する感謝状
です。
中段中央に「感謝状」という見出しとともに
「親から子へ、子から親へ。ともに身近すぎて、面と向かってなかなか言えない一言があるのです。」
という文を添えてるの、わかりますか?
えっ?
これもよくあるとりくみじゃないかって?
そうなんですが…
「子から、親に対する感謝状」を成功させるコツ
もへちゃんの場合、子どもたちへの声のかけ方がちょっと違います。
ちょっといたずらっ子みたいな表情で
卒業式で、親を泣かそうぜ。
そのための『感謝状』を書こう。
いつものように友だちと相談OKぞ。
いろんな人と知恵を出し合って、見事、親を泣かせちゃおう!
と言います。
子どもたちは、『学び合い』の考え方での授業で慣れているので、すぐにいろんな子と意見交換しながら、時には1人で考え込みながら、笑顔いっぱいで文章を考えます。
『学び合い』の考え方の授業で大事な「めあて」
『学び合い』の考え方の授業で大切な「めあて」は、この場合
めあて
みんなが、保護者を泣かせる「感謝状」を書く
ってことになります。
『学び合い』の考え方の授業で大事な「手だて」
そして「めあて」を達成するための手だてが
- いろんな人と相談する
です。
どんなこと書いたかとか、家の人に知られるなよ
と釘を刺しておくのも忘れてはなりません(^^)
で、子どもたちがどんなことを書いてきたかというと…
次回のお楽しみとします(^^)
おわりに
- 「保護者からのメッセージ」
- 「子から親へのメッセージ」
これらは特段、変わったとりくみではありません。
しかし、「秘密」というスパイスをふりかけて、この2つをもへちゃん式の混ぜ合わせ方をすると、あら不思議。
学園もののドラマをしのぐ「最終回」になるのです。
でも次回は、子どもたちがどんな感謝状を書いてきたかをお知らせします。
もへちゃん式の混ぜ合わせ方については、次々回かな~(^^)/
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